・株式投資を始めたいけど口座開設ってどうすればいいの?
・事前に準備しておくことは?
こんな疑問をお持ちのあなたへ。
本記事では口座開設から株式を購入するまでの全手順を詳しく解説しています。
これから株式投資をしようと考えている人は、本記事を見ればスムーズに口座開設から株式の購入が行えますので、ぜひご覧になってください。
STEP1 投資資金を銀行口座に用意する
まずはあなたが投資に使用する予定の銀行口座に投資資金を準備しましょう。
私は管理しやすいように投資用銀行口座を生活用銀行口座とは別に開設しましたが、管理ができるなら今あなたが使用している銀行口座で構いません。
もし新たに銀行口座を開設するなら「ゆうちょ銀行」をおすすめします。
なぜなら、振込手数料が安かったり、即入金サービスがあったりするからです。
(そのようなサービスの無い証券会社もあります)
STEP2 証券会社を決める
あなたの生活スタイルや投資スタイルに合わない証券会社を選んでしまった場合
「注文したいのに受け付けてくれない」
「株式投資の時間が取れなくて証券口座を開いたまま放置」
「手数料が高くついた」
ということになりかねません。
そのため、あなたの生活スタイルや投資スタイルに合う証券会社選びはとても大切です。
私的にはどのような生活スタイル、投資スタイルであってもほとんどが標準以上なのは「SBI証券」ですので、SBI証券を使えば不便することは無いと思います。
迷っているならこちらの記事を読んでみてください。
STEP3 事前にマイナンバーや本人確認ができるものなどを準備する
証券口座開設するときに必要書類を確認してから準備しようとすると、必要書類を揃えるのに数日かかってしまう場合があります。
投資したい銘柄が決まっていて早く株式投資を始めたい場合は必要書類を事前に準備しておきましょう。
その書類とは「マイナンバー確認書類」と「本人確認書類」です。
画像をアップロードしてすぐに申し込みをする場合はコピーではなくそのものを準備し、手順に従いアップロードできるようにしておきましょう。
その他、証券会社によっては銀行口座情報が必要になる場合があります。
1、マイナンバー確認書類
証券口座開設するためには以下の「マイナンバーを確認できるもの」が1点必要になります。
①マイナンバーカードの表裏のコピー
・有効期限がありますので有効期限内のものを用意してください。
・裏面の番号部分のシールやカバーを外して、番号が確認できるようにコピーしてください。
・マイナンバーカードは本人の顔写真があるため基本的に「本人確認書類」と兼用できます。
(兼用できない証券会社もあります)
今後マイナンバーカードを使用する機会が増えてくると思いますので、この機会にマイナンバーカードを作ってみるのもいいと思います。
②マイナンバーが記載された住民票
・マイナンバーが記載された住民票は「本人確認書類」と兼用できません。
・住民票の写し(原本)が必要な証券会社もあれば、写しのコピーでいい証券会社もあります。
③マイナンバー通知カードの表裏のコピー
・記載事項に変更等なく、「本人確認書類」と住所・氏名が一致している場合のみマイナンバー確認書類として使用できます。
・通知カードは「本人確認書類」として利用はできません。
既にマイナンバーカードを持っている方はマイナンバーカード一択ですね。
まだマイナンバーカードを持っていない方は、利便性ならマイナンバーカード、安く済ませたいなら通知カードかマイナンバーが記載されている住民票になります。
2、本人確認書類
証券口座開設のためには以下の「本人確認できるもの」が1点ないし2点必要になります。
①1点でいいもの
・運転免許証の表裏のコピー(有効期限内、現住所記載のもの)
運転免許証は顔写真がついているため1点で大丈夫です。
②いずれか2点必要なもの
・健康保険証の表裏のコピー(現住所記載のもの)
・住民票(発行日から6ヶ月以内のもの)
・印鑑登録証明書(発行日から6ヶ月以内のもの)
これらは顔写真がついていないのでいずれか2点が必要です。
③外国籍の方
・在留カードの表裏のコピー(有効期限内のもの)
・特別永住者証明書の両面コピー(有効期限内のもの)
上記の内の1点が必要です。
※表裏のコピーは両面コピーではありませんので気を付けてください。
3、銀行口座情報
口座開設時にあなたの投資資金の入った銀行口座の支店名や口座番号を求めてくる証券会社もありますので、一応、銀行通帳を手元に準備しておきましょう。
STEP4 証券会社に口座を開設する
1、証券会社のホームページに行き、口座開設を申し込む
STEP2であなたが決めた証券会社のホームページを開き、口座開設をしましょう。
◎総合的におすすめな証券会社は「SBI証券」
◎初心者におすすめな証券会社は「松井証券」
◎手数料が格安な中でおすすめな証券会社は「DMM.com証券」
◎スマホで完結できる証券会社は「ストリーム(STREAM)」
2、必要事項を入力する
あなたが決めた証券会社のホームページで口座開設のページを開くと、郵便番号、住所、氏名、生年月日、連絡先などの入力を求められますので、間違えることなく入力しましょう。
証券会社の中には、登録する銀行口座情報の入力を求めてくるところもありますので、一応、手元に銀行通帳も準備しておきましょう。
3、マイナンバーと本人確認書類を提出する
①証券会社のホームページに画像をアップロードをして提出する
スマホでマイナンバーカードや運転免許証などの写真を撮り、手順に従ってアップロードをする方法です。
この方法はその場で申し込みができるため非常にスピーディーに口座開設ができます。
スピーディーに申し込みをしたい方は手元にスマホとマイナンバーカードや運転免許証などを用意しておきましょう。
②郵送で提出する
郵送で提出するを選んだ場合、返信用封筒とともにどのように提出すればいいかが書かれた書類が送られてきます。
その書類に書かれている指示に従って書類を揃え、返信用封筒に書類を入れてポストに投函してください。
郵送で送られてきて郵送で送り返すので、あなたの申し込みが受理されるまでに最短でも1週間はかかります。
4、郵送されてくる書類を確認する
マイナンバーと本人確認書類を提出すると、証券会社で確認作業を行った後、あなたが提出した住所へ書類が郵送されてきます。
書類には、口座番号やユーザー名(ログインID)、ログインパスワード、取引パスワードなどが記載されています。
この書類をしっかりと保管しておきましょう。
STEP5 設定を変更する
口座開設した証券会社のホームページに行きログインする
口座開設した証券会社から郵送で送られてきた書類に記載されている、口座番号 or ユーザー名 or ログインID、ログインパスワードを入力し、あなたの証券口座ページへログインしてください。
トップページのどこかにログインボタンがあります。
大抵、上、右上、右側にあります。
ユーザー名やパスワードを変更する
個人情報(ユーザー情報)のページへ行き、ユーザー名やパスワードを自分の使いやすいセキュリティ的に強固なものに変更してください。
初期のままだとセキュリティ的に問題がある場合がありますので、強力なパスワードへ変更することをおすすめします。
銀行口座を登録する
あなたが投資で使用する銀行口座を登録してください。
証券口座へ入出金するときに使用しますので、必ず登録してください。
SBI証券で口座開設した方は「住信SBIネット銀行」の口座も作る
住信SBIネット銀行の口座を作ると銀行口座よりも利率のいい「SBIハイブリッド預金」という証券口座としても銀行口座としても使える預金サービスが利用できます。
そして住信SBIネット銀行は為替手数料も片道4銭と安いので、米国株などの外国株へ投資したい方にとって有利になりますし、即日SBI証券口座に外貨入金することもできるのでとても便利です。
そのため、SBI証券で口座開設した方は「住信SBIネット銀行」の口座も作ることを強くおすすめします。
ちなみに松井証券でも住信SBIネット銀行を使うことができます。
NISA口座を作る
あなたがもしNISAの非課税枠を使いたいなら、NISA口座の申し込みをしてください。
使わなくてもいいという場合は作らなくてOKです。
ちなみに私は作っています。
NISA口座での取引は、キャピタルゲインや配当が非課税になりますが、キャピタルロスの損益通算ができないというデメリットもあります。
そのため、よく考えて口座開設してください。
株式購入の全手順
証券口座に入金する
あなたの投資資金が預けられている銀行口座から証券口座に投資資金を移してください。
銀行や時間によっては証券口座に反映されるのが翌営業日、翌々営業日になります。
銘柄を選定する
あなたが「好きな商品を造ってる企業」、「生活している中で伸びると思っている企業」などに投資したいと考えており、すでに投資対象を決めている場合、銘柄を銘柄名や銘柄コードで検索してください。
まだ投資したいと考えている銘柄が無い場合はじっくりと考えましょう。
なぜなら、あなたが選定した時点で将来利益を得られるか損をするかがほぼほぼ決まってしまうからです。
初心者の投資法で一番成功しやすいのは、「生活していく中で伸びると思った企業に投資する」、「あなたの知っているマニアックな情報を元に考えて投資する」方法です。
もしそういう企業が全く思い浮かばない場合は雑誌やインターネットで物色したり、スクリーナーを使ってみましょう。
ほとんどの証券会社はスクリーニングができるので、スクリーナーを使う練習をしてもいいかもしれません。
テーマや株主優待、配当利回りで検索するとわかりやすいです。
ただ、スクリーナーを使った投資法で重要なのは、目先の株主優待や優待利回り、配当利回りで投資するのではなく、あなたが将来伸びると思った企業に投資することが大切です。
慣れてきたら使える指標を少しづつ増やしていきましょう。
最初から知っている方がいいですが、私は少しづつ増やしていったので、少しづつ増やすでもいいと思います。
ただ、雑誌やインターネット、スクリーナーを使用して選定する場合、これらは2次情報、3次情報になりますので、必ず商品やサービス、財務内容などの1次情報を把握した上で選定することを強くおすすめします。
買い注文を出す
投資先が決まったら買い注文を出しましょう。
「現物買」というボタンがあると思いますので、それをクリックします。
次に発注区分、口座区分、購入株数、購入単価、有効期間などを選んでいきます。
発注区分について
「普通」でいいです。
私の場合は「普通」しか使いません。
口座区分について
「特定口座」、「一般口座」、「NISA口座」を選びましょう。
私の場合は確定申告をしていますが「特定口座」か「NISA口座」しか使いません。
購入株数について
あなたが購入したいと思っている株数を100株単位で入力してください。
この時、入力間違いや買付余力(あなたの使える状態の資金)に注意をしてください。
購入単価について
「成行」、「指値」がありますが、私は大体指値注文をします。
絶対買いたい場合は「成行」注文をしましょう。
成行注文とは「いくらでもいいので買えるタイミングの市場価格で買う注文のこと」です。
この場合、取得単価がいくらになるかわからないため、買付余力に余裕を持たせましょう。
「指値」注文の場合は購入単価(1株当たりの購入価格)を入力する必要があります。
指値注文とは「あなたが買いたい価格で注文を出す」ことです。
指値注文の場合、価格によっては買えないこともありますので注意してください。
入力間違いや勘違いに注意をして入力してください。
有効期間について
これは指値の場合に必要です。
当日のみの注文なのか、期間を指定しての注文なのかを決めてください。
SBI証券では1~2か月後くらいまで指値注文を出し続けることができます。
松井証券では週末まで指値注文を出し続けることができます。
私の場合はほぼほぼ期間指定しか使いません。
取引パスワードを入力する
取引パスワードを変更していない場合は、口座開設時に郵送で送られてきた書類の中に取引パスワードが記載されていますので、書類を見てください。
取引パスワードを変更した場合は、あなたの設定した取引パスワードを入力してください。
発注ボタンを押す
買付余力、購入株数、購入単価を再度確認し、発注ボタンを押してください。
買付余力が減っていれば注文を受け付けたということです。
もし本当に注文が出されているかどうかを確認したい場合は、注文確認(注文状況)ページで確認してください。
証券会社の中には発注ボタンを押してから取引パスワードを求められるところもあります。
売買成立を待つ
成行注文の場合はすぐに売買成立しますが、指値注文の場合は数日~数週間かかることもあります。
私が途中変更等せずに指値注文を出し続けた最長期間は約3ヵ月間です。
当日~2週間以内くらいで売買成立するか、全く成立する気配すらないのがほとんどです。
当日~2週間以内くらいで売買成立するのは早めに買いたい銘柄。
まったく成立する気配すらないのは、現在株価よりもかなり下値で指値注文を出していた場合です。
参考程度に考えて、あなたのスタイルを少しづつ確立していってください。
以上になります。
これであなたも投資家の仲間入りです。
少しづつで大丈夫なのでしっかりと経験を積み、中級者を目指していけるといいと思います。