・株式投資って何?
・なぜ株式投資なの?
・株式投資で利益を上げる方法は?
こんな疑問をお持ちのあなたは、良い意味でとても慎重な方ですね。
株式投資において事前調査ができることはとても大切な能力なので、あなたは株式投資に向いているかもしれません。
本記事では長期株式投資を始める前に最低限知っておくべき事について解説しています。これから株式投資を始める方、株式投資に興味を持っている方にとっては必須の知識になりますので、ぜひ最後までご覧ください。
株式投資とは
株式投資について知るためには、まずは「株式」について知っておく必要があります。
「もう知ってるよ!」という方は読み飛ばしOKです。
株式とは
あなたが生活していく中で、様々な商品やサービスを購入していると思います。それらの商品やサービスはそれぞれの企業活動によって作られたり提供されたりしています。そして日々、進化を遂げています。
企業はその活動資金として出資金が必要で、その出資金や出資金から得た利益を使って土地や建物、機械や設備を購入し、人を雇い、商品やサービスを進化させていっています。
企業が活動していくのに必要なお金が出資金です。
あなたがとある株式企業に出資したとしたら、出資した証拠となるものをあなたは受け取ります。それが「株式」です。
株式投資とは
株式投資とは上場企業に対してあなたの大切なお金を出資することです。
例えば、とある上場企業が発行している株式の数(発行済株式数といいます)が10,000株あったとして、あなたがその内の100株を購入した場合、その企業の1%はあなたのもの、ということになります。
中長期株式投資においての株式投資とは、出資先の企業を応援するということです。
あなたが応援した企業が、「あなたの出資金のおかげでこれだけの企業活動ができました」というお礼として配るものが「配当金」であったり「株主優待」です。
それに加えて、あなたが応援した企業の業績が右肩上がりに伸びていたとしたら、応援したいと思ってくれる人が増えて行きます。その結果、出資金の時価(株価)が上昇していきます。
ドラマ「半沢直樹」の作中で、半沢直樹が奥さんの花さん(上戸彩さん)から「どの株が上がるのか教えてくれない?」と聞かれたシーンがありました。
その問いに対して半沢直樹は「どの株が上がるか僕にはわからない。だから儲かるかどうかじゃなくて、好きになるかどうかで選んだほうがいいと思うよ。ラブレターを送りたくなるような会社をね」という感じに答えてました。
この半沢直樹のセリフは中長期投資での株式投資の本質を部分的に表現していると思います。
なぜ株式投資なのか
ニュースで「日経平均株価が・・・」とアナウンサーが話している光景を目にしたことがあると思いますが、日々、株式が売買され、目まぐるしく株価が動いている場所、それが株式市場です。
株式市場では、厳しい審査を通過し情報公開の義務等の厳格なルールを守る企業の株式を、個人でも売買することができます。
厳しい審査を通過して情報公開も行っている企業ですので、株式市場に上場している企業には身元不明だったり怪しげな企業はほぼほぼ存在しません。
そして上場企業の中には少額で投資できる投資先があります。
個人でも少額から売買でき、投資先には怪しげな企業がほぼほぼ無くルールによって安心して投資できる環境が整っているのが株式市場です。
そのため投資超初心者が投資を始めるなら株式投資をおすすめします。
【初心者向け】数ある投資の中で株式投資がおすすめな5つの利点
株式投資で利益を上げる2つの方法
株式投資で利益を上げる方法は2つあります。それは「キャピタルゲイン(値上がり益)」と「インカムゲイン(継続受益)」です。
キャピタルゲイン(ロス)とは
「株式投資とは」 のところでも少し触れましたが、あなたが応援した企業の業績が右肩上がりに伸びていたとしたら、応援したいと思ってくれる人が増えて行きます。その結果、出資金の時価(株価)が上昇していきます。
例えば豊洲市場のセリで、とある魚に人気が集中すると、そのとある魚の値段が跳ね上がります。逆に人気が無かったりたくさん獲れた魚の値段は安くなります。これと同じ考え方ですね。
そして株価が上昇したところであなたが保有していた株式を売ったとしたら、買った時点と売った時点での時価が違うため売買差益が出ます。
これが「キャピタルゲイン」です。
キャピタルゲインは株式投資における華です。もしあなたが億り人を目指すのなら積極的にキャピタルゲインを狙っていきましょう。
「キャピタルゲイン」とは反対にあなたが保有していた株式が取得時よりも値下がりしていた場合、損失が発生します。
それが「キャピタルロス」です。
中長期投資でキャピタルロスが発生するのは、単純にその企業を応援したいと思ってくれる人が減ったからです。
あなたは応援したいけど、他の人は応援したいと思っていないのです。
業績、将来性、商品、不祥事、為替、地政学等様々な要因によって応援したいと思っている人が少なくなります。
株式投資にはこのキャピタルロスによる損失を受ける可能性があるというデメリットがあります。
このデメリットをよく心に留めておいてください。 ←重要です。
ですので、企業選定がとても重要になります。
株式投資は企業選定が10割と言っても過言では無いくらい重要です。
インカムゲインとは
これも株式投資とは のところでも少し触れましたが、あなたが応援した企業が、「あなたの出資金のおかげでこれだけの企業活動ができました」というお礼として配るものが「配当金」であったり「株主優待」です。
配当金や株主優待が「インカムゲイン」になります。
基本的に配当金や株主優待はある時点まで継続して企業の株式を保有すると貰えるものになります。
配当金や株主優待を配っていないという企業もありますので気を付けてください。
配当金はこんな感じで郵送されてきます。私は振込口座指定して受け取っていますが、郵便局で現金で受け取る方法もあります。
✔実際に送られてくる配当金計算書の画像
中長期投資において、配当金の有無、株主優待の有無のチェックは大切です。配当金や株主優待での利益は中長期的に見ると馬鹿にすることはできません。
もしあなたがリターンは少なくても安定した投資がしたいなら未来においても継続的に社会の基盤として大きく貢献する安定企業に投資をしましょう。
そういう企業は大体において配当金を配っています。(配当金等の有無は必ず確認してくださいね!)
ちなみに株式投資において「インカムロス」という概念はありませんので安心してください。
※インカムロスは、マイナス金利が代表的です。投資したのに継続的にお金を払わなければならない状態のことです。
まとめ
1、株式投資とは、出資先の企業を応援するということ。
2、数ある投資商品の中で株式投資がおすすめなのは、少額から投資でき、安心して投資できる環境が整っているから。
3、株式投資で利益を上げる方法は、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の2つがある。
4、株式投資には「キャピタルロス」によって損失を被る可能性があるというデメリットがある。
5、中長期株式投資においては企業選定が10割。
以上となります。
別の記事では、【超初心者向け】長期株式投資に向いていない6つの性質についても解説していますので、ぜひご覧になってください。